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今日も明日も

第35章 こころ、ふわり


だって

やっぱり他の人の家になんて行って欲しくない
傍にいて欲しい

それなのに、意識しちゃうと冷たくするとか

俺は小学生かっつーの



でも今日のノートに書ける事、あったね

…俺の飲みかけのコーヒーを、ためらいもなく飲んだ事

"はいはい" って言って俺の肩を軽く握った事


俺のこの複雑な気持ち、
分からないよね

自分でもどうして良いか分からないんだから


でもね


いつか、ノートに書いた事が「当たり前」に「自分だけ」に向けられて欲しい

俺だけを、見て欲しい



こんなに俺が想ってるなんて

信じられないでしょ?

普段の態度では、絶対分からないもんね

しかもアナタかなり鈍いしさ



でもさ
少しはさ、…気付けよ



好きだよ、バーカ……



End

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