今日も明日も
第39章 再録・ ミニ短編
「も…欲しい…っ」
散々焦らされた体は、自分の意に反して次の快感を求めている
こんな関係になってから、どれくらい経ったんだろう
何度も重ねるうちに覚えた快楽
あんなに苦しかったキスも、今では楽に受け入れるようになった
「欲しいなら、足開きなよ」
優しいだけのセックスは、成りを潜め
相葉さんは俺からねだるのを強要する事が増えた
言わなければ焦らされる
そうなれば快楽を知ってる俺の体は相葉さんを求めて疼き出す
「…っお願い…!」
固く目を閉じて、おずおずと足を開いた
「ほら、自分で抑えて」
恥ずかしさに耐えて開いても、次を要求される
だけどそれに逆らう事は出来ない
だってもう、相葉さんが欲しい
俺の中を、相葉さんでいっぱいにしたい
膝の後ろに手を入れて、晒け出される秘められた蕾が震える
「ふふ…エロい、にのってば」
相葉さんが囁くように笑った
「早く…っねぇ…!」
腰が揺れてしまうのを止められない
「…淫乱」
揶揄るように言うと、相葉さんは俺の臀部を押し広げ
一気に奥まで貫いてきた