無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

最近、一緒にいても面白くない

別れたいとか、そう言うのじゃないんだけど

傍にいるのが当たり前になって
空気みたいになって


…それこそセックスも
気持ちいいのは変わらないけど、慣れてきた愛撫に先が読めて来て

そこまで無理にしたいとは思わなくなった



多分それは相葉さんも感じてると思う


だって前より会話が少なくなった
過剰とも言えるスキンシップが減った





「…倦怠期ってやつ？」

俺の目の前で、コーヒーを傾けながらチラリと俺を見る


「やっぱそうなのかな…」

俺と相葉さんがそう言う関係なのは周知の事実だけど
相談と言うか、ぶっちゃけて話せるのは


「翔ちゃんには、そう見える？」

この人しかいなかった


だって、大野さんはまず話にならない

聞いたとこで “俺が分かるわけないだろぉ“ って困るのは目に見えている

潤くんは……あっさりばっさり “嫌なら別れれば？“ って切られそうだし


翔ちゃんは、何だかんだ言って面倒を見てくれるから

いつもこうやって頼っちゃうんだ