今日も明日も
第45章 楽園
俺も、音が聞こえるくらい大きく唾を飲み込む
なんか…ねぇ
やっぱりさ、これってさ…
「相葉さんも…飲んでよ」
もしかしたら、本当に本物かも知れない
別れる気は更々ないんだから、一緒のが…いいよね
「分かった。…一緒ね」
相葉さんが、照れたように笑うから
俺もつられて笑って
翔ちゃんに言われた3滴を、お互いのコーヒーに垂らした…はずだった
相葉さんが、俺のに入れる時に倍の量を入れていて
自分のには1滴しか入れてない事なんて
…知る由もなかった
いつ(本当に)効いてくるか分からないから、順番に風呂入って
それだけが目的で寝室に向かうなんてのはどのくらい振り?
それだけでも、実はかなりドキドキしてて
先にベッドに入ったは良いけど何だか落ち着かない
だって何か
いかにもヤる為にスタンバってます!って雰囲気だし
ただ
飲んでから30分は経つけど
今の処、全く変化は……なし