無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

元々大きめな目を更に見開いて

所謂 “鳩が豆鉄砲食らった顔“ をした翔ちゃんは、中の様子と予想外の人物に呆然としていた


「おかえり、翔ちゃん」
「久しぶりっす！翔さん」


「潤……？！」

うわーマジかー！！と我に返った翔ちゃんが嬉しそうに笑った

「何、どうしたんだよ！
わー、マジ久しぶり、嬉しい！」

思わず焼き餅焼きたくなる程に感激してる
…良かったかな、ちょっと妬けるけど


「翔さんの誕生日だからって大野さんに呼ばれたんだよ」

「智に…？」

ようやく翔ちゃんが俺に視線を移した



「翔ちゃんの誕生日、サプライズしたかったんだよ
…俺の時にも、してくれたからさ」

「…それで嘘ついてたの？」

「あんなあっさり見つかるなんか思わないもん、それにさ…」

“あんな不機嫌な声出されたら、俺もカチンときたんだから“

なんてさ、本当はすぐにあの時全てを言わなくても堂々としなかった俺も悪いんだけどね