
今日も明日も
第49章 春が近いから
N side
…脱がせるって、これを?
“すればいいじゃん“ って、相葉さん狡い
そりゃ、最後は全部脱ぐのは分かってるけど
…分かってるけどさ
初めてで、これってアリなの?
ん?いやでも
普通相手が女の子なら俺が脱がす訳だし…
ここで恥ずかしがるの、おかしいよね
「…分かった」
相葉さんにバレないように小さく息を飲んでから、
スウェットのゴムに手を掛ける
両脇のそれを掴んで
「腰…上げてよ」
声が震えるのを必死に隠した
相葉さんの顔はとてもじゃないけど見れない
だけど顔なんか見なくても、にやついてるのが伝わってくるのが悔しくて
少し腰を浮かせてくれたのを見て、一気に降ろしてしまおうとゴムを掴む手に力を入れた
「あ…っこら…!」
だけど
降ろすより先に相葉さんに手を捉えられ
再びソファーに押し倒されてしまって
「にの」
「……っ、んぅ…!」
名前を呼ばれると同時に唇を塞がれる
最初から咥内を激しく奪うキスに、嫌でも力が入らなくなってしまった
