今日も明日も
第49章 春が近いから
「ね…、もう…イキたい…っ」
揺さぶられながら、必死に言葉を紡ぐ
「ん、にの…一緒に、イコ?」
「うん…っ一緒が…いいっ」
相葉さんの動きが強くなった
同時に俺自身にも手を添えて、導いてくれる
「あいばさ…っあい、ばさ…!ああああっ」
ぐん、と中にいる相葉さんの質量が増して
限界なんだと知った時
一際強く扱かれた俺は、ぎゅううっと相葉さんにしがみついたまま全ての熱を吐き出した
「…っ、にの…!」
すぐ後に、中で何かが弾ける感触
…相葉さんも、ほぼ同時にイッた事が分かった途端
安心からか、脱力からか
俺の意識はそこで途切れてしまった
相葉さんが笑ってた
それはもう、嬉しそうな顔で手を振っていた
そこに駆け寄る俺もやっぱり笑ってて
だけどまだ二人とも制服を着てた
“もうすぐ桜が見頃だよ“
“見に行こうか“
“一緒に行こうよ“
“うん、約束だよ“
“いつ行く?“
“…成功してから“
“頑張って成功しなきゃね“