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今日も明日も

第56章 Perfect Story


たまにかずから求めてくれる事はあるけど

こんなにぞくぞくする色香を放つのは今までなかった

いや、今までも充分色っぽいし、可愛いし堪らないくらいなんだけど

今日のかずはまたそれとは違う

…何て言うか、ヤバい

そう、俺のボキャブラリーでは “ヤバい“ としか浮かばない


「あいばさん…?」

肩口から上目遣いでクスクス笑うかず


なんかもう

翔ちゃんたちがいるからとか
隣もえっちしてるからとか

かずが可愛いからとか
酔って更に色っぽいとか

言い訳なんて後から考えればいい

かずを壊してしまいたい
めちゃくちゃに抱き潰したい

俺だけのものだって全身に刻み付けたい


「かず、もっと噛んでいいよ」

「…ん?」

「いっぱい、かずのものだって痕付けて」

かずが目を細める

「痛いよ…?」

「だって、キスマークは上手く付けれないでしょ?」

かずの吸う力では、せいぜいほんのり赤くなるのが精一杯

それこそ数時間経てば消えてしまう


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