無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

胸から唇を離さずに、片方の手をゆるやかに下にずらして行った

腰から臍の辺りの柔らかい肌をやわやわと撫で、触れて欲しいと待ちわびるように弛く勃つかず自身には触れずにその手を内腿に回す

「はぁ…っ、ん…！」

快楽を覚えてるかずの体はそれだけじゃ物足りない

そしてかずも、いつまでも受け身でいる訳じゃない

「いじ…わる…っ」

涙目で俺を睨みながら、内腿の手を掴むと
それを自分の濡れているそこへ持って行き、触れさせた

わざと手をグーにして先端だけに当たるようにすると
かずが震える手で俺の丸めた指を引き剥がしていく


「あいばさんに…触って欲しい」

開かれた掌に自分のそれを絡めさせ、所謂恋人繋ぎをさせたかずは

ゾクッとする程妖艶に、薄く微笑んで俺の肩口を咬んだ

「…っ」

思いの外強く噛まれたらしい

その箇所に引きつったような痛みが走った

「あーあ……ごめんね？」

かずが笑ったまま、今度はそこをぺろりと舐める


その、かずの変わりように俺は息を飲んだ