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N side

相葉さんってさ

本当、バカ正直と言うか

疑う事を知らないと言うか

良く言えば純粋

…悪く言えば単純。

良くそんなんでこの世界にいられるよなぁ、って本気で心配になる時がある。

そりゃ、事務所しかりメンバーしかり

団結力はあるし

安心って言えば安心な居場所ではあるけどね。


まあ、そんな純粋な相葉さんだからこそ

俺も、助かってる事はたくさんあるわけで。

例えば

内緒で何かを進めたい時なんては

非常にありがたいんだ。





「え、今日ダメなの？」

あきらかにガッカリしてる相葉さん。

「俺だって付き合いってもんがあるの」

「それは分かるけどさー…」

せっかく明日はオフなんだよ？

と、まだ食い下がってくる。

こういう時は

「…ごめんね？…俺だって一緒にいたいんだけど」

両頬に手を添えて、首をちょっと傾げちゃったりすれば

「…付き合いも大事だもんね」

声色はズーンと落ち込んでるけど、嘘だろうが誰かの名前を出せば
それ以上の追求はしてこない。

良く良く聞けば
嘘だと分かりそうな言い訳なのにね。

だって現に

ただ近くで聞いてる他のメンバーは笑ってたりするんだから。

今日の嘘も、今メンバーで知ってるのは

潤くんだけなのに

翔さんはすぐに気付いて

大野さんは

…うーん、微妙かも。


今日の、相葉さんに秘密の計画は3人にも協力が必要で。

とりあえず最初に潤くんに話を持ち掛けた。