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今日も明日も

第11章 ひみつ

「何それ!いいじゃん!」

俺の話を聞いて
潤くんはすぐに乗ってくれた。

「相葉さんには秘密だよ?」

「…まずバレないでしょ」

だとは思うけどね。

万一の事を考えて一応伝えておく。

まあ、万一どころか億でも兆でもいけそうな気もするけど、念には念を。

「翔さんたちには?」

「これから伝えるとこ
翔さん、俺の今の嘘に気付いてるみたいだし」

鋭いよなぁ…

潤くんは関心したように呟いた。



しばらくして

相葉さんが単独の撮影に呼ばれて、楽屋を出たところで

「翔さん、大野さん、ちょっといい?」

俺は今回の計画を二人にも持ち掛けた。






その日から、相葉さんを抜いた4人で話し合い。

もちろん、3回に1回は相葉さんと過ごしておく。

でも
実行日まであまり時間もなかったから

楽屋では

目の前にいながらラインでやり取り。

「にの、この頃メールばっかしてない?」

相葉さんが聞いてくるけど

「違う。オンラインゲームだよ」

と画像保存したやつを見せれば

「ゲーム、好きだね」

あっさりと信じてる。


…こうも順調に行くのも

嬉しいような、情けないような…

そりゃ、順調にいかないよりはいった方が良いに決まってるんだけどさ。



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