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今日も明日も

第59章 Love×Love×Love


相葉さんの手が頬を撫でた

「うん。俺ホモじゃないし」

だよね、そうだよね

「にのは?」

「勿論俺だって女がいい」

逆に聞かれて素直に答えたら、相葉さんがクシャっとした笑顔を浮かべた

「だから俺もにのも、“特別“ なんだよ」

「え?」

「これ、嫌?」

また軽くキスして、すぐに離れる

「ううん」
嫌じゃない。むしろ何だかフワフワする


「そう言う事、だよ」

「え?」


「俺は “にの“ が好き。で、にのも “俺“ が好き。何もかも超えてお互いが…ってやつ?」

相葉さんの言葉に思わず吹き出した

「何カッコ付けてんだよ」
「え、俺カッコ付けてた?」

こういう事をサラッと言えて、尚且つキザにすらならないのなんてこいつしかいないんじゃないの?

「ま、相葉さんが言うとそうはならないけど」

そう言ってニヤリと笑えば、相葉さんもつられて笑い出した




「…それはともかくさぁ」

お互いが “好き同士“ なのは分かった
勿論それは嬉しい事

だけど気になる事がある

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