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今日も明日も

第59章 Love×Love×Love


相変わらず俺の頬を撫でる相葉さんの手を剥がし、するりと相葉さんの下から抜け出した俺は
何故かきょとんとしている相葉さんと対峙するように座り直した



「何で相葉さんがここにいる訳?」

そう、これなんだよ
何でうちにいて、しかも同じベッドにいるんだって事が気になっていたんだ

「え?」

「え…って、え?」

「覚えてないの?」

まさに “信じられない!“ って顔をしてる

え?
俺、やっぱり何かやらかした?
何か変な事口走ってない?

「タクシーに乗せたら、にのが俺を引っ張り込んだんだよ?」

「え、嘘」

「一緒に行くのー!って腕掴んで離してくれなかったじゃん」

相葉さんの言葉を聞いた途端、自分でも顔が赤くなったのが分かった

だってすごく顔が熱い

「あんな積極的なにの、初めて見た」

相葉さんがニヤニヤしている

「けど、タクシー動いたらすぐ寝ちゃった」


何かもう、穴があったら入りたいとはこの事だと思う

しかも寝てしまった俺をここまで運んだとかまで聞いてしまったら

恥ずかしい以外、なにもない

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