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今日も明日も

第66章 蜜月


たった言葉1つで変わる俺もゲンキンだけど

普段あまり口にしないからこそ不安にもなるし、ましてや抱かれる自体が初めてなんだから、それの不安もあった

女々しい、って自分でも感じるけど

ここまで好きになってしまったのも
相手の全てを手に入れたいと思ったのも

こいつがいる限り、後にも先にも相葉さんだけなんだろうな



……なんて、強すぎる快楽の中
頭のどこかでぼんやりと考えながら


もう弾ける…っ、と相葉さんの熱を感じ取った時には

無意識に “好き“ と口に出していたらしい

だけどその時は自分も夢中になっていて全然記憶にすらないけれど


ただ、相葉さんの蕩けきった幸せそうな顔だけは

はっきりとこの目に焼き付ける事ができた




その後はなかなか余韻が治まらず

何だかお互いでくっついていて、誰もいないんだからとバカップルさながらイチャイチャと戯れてた


いいじゃん

たまには俺だって甘えてみたいんだよ

相葉さんだって凄く嬉しそうだし、こんなに幸せな時間はなかなか作れないんだから





なんて言う甘い甘い時間は1本の電話で書き消されてしまった

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