今日も明日も
第66章 蜜月
『後30分程で着きますから、支度してくださいね』
マネージャーからの電話
時計を見て、すっかり朝だと言う事に愕然とした
「ちょっと相葉さん…っ、もう7時半!!」
「え、マジで?!……あ、そう言えば」
“俺は今日オフだった“
「ずるいーっ」
こっちは腰は痛いわ体は怠いは最悪なのに
「今日はこっちに帰っておいで」
のほほんとベッドの上で両手を広げる相葉さんを一睨みしてから
仕方なくのそのそと身支度に入る
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相葉さんちにいる、と言う俺を何の疑いもなく迎えに来たマネージャーが
俺を見るなり顔を赤くして
その後に少し怒ったような、呆れたような顔表情を浮かべると
「…今日は体調不良って事にしますから休んでください」
なんて、溜め息混じりに睨まれた
「へ?なんで?」
話が見えなくてボケッとしてしまった俺に
「首、大変な事になってますから!…あと首の下あたりも」
“相葉さんにも、気をつけるように言ってくださいね!“
吐き捨てるように言ったマネージャーは、調整がどうとか言いながら急ぐように帰ってしまって
未だに意味が分からない俺は暫くの間、立ち竦んだ後
ぽてぽてと相葉さんのいるベッドに逆戻りした