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おまけの A side

本当はね、気付いてたんだよ

いくら俺が単純だって言ったって、こんな壮大なサプライズ

感付かない訳がないって。

特に、にのに関する事なら敏感なんだからね？

最初は何を企んでるか分からなくて、どきどきしたけど

にの達の知らない俺の情報網、舐めないでね

さすがに引っ越しまでやっちゃう計画には驚いたけど

にのの本気が伝わってきて、凄く嬉しかったんだ。

散々俺から同棲をせがんだのも、天の邪鬼なにのがスムーズにそれに頷くなんて思ってないから

ちょっと引導を渡してみたんだよね

…そしたら、やっぱりにのは動き出してくれて

まさかの皆も巻き込んで「サプライズ」を計画してくれた

にのはもちろん、他の皆も気付いてない。

そうだよね。俺は「単純」で「天然」だから。

まあ、翔ちゃんの鍵強奪はちょっと恐かったかな。

そう来るか！って感じだったし

ともあれ、にのは俺の手中に入った。

もう、誰にも渡さないし離さないよ？


もちろんこれは

俺だけの永遠の


ひみつ



End