Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 桜蘭(さくら)
優誠「あぁ〜学校終わったぁ…」
聖輝「優誠くん帰ろう。」
優誠「あぁ…悪りぃ…ちょっとヤボ用あってすぐに帰んなきゃいけねぇんだよ…」
聖輝「あっそうなんだ…じゃあまた明日ね。」
優誠「すまん!じゃあな!」
聖輝「…一人で帰るのか…」
高校付近を一人で帰るのは怖いな…
「おいルーキー。」
聖輝「えっ?!あっはい!!」
「何かお前に用事ある奴が来てるぞ。」
聖輝「えっ?」
ドアの方を見ると、さっき僕に話しかけてきた生徒がいた。
聖輝「あっ…あの人…」
「あいつ対したことねぇから相手にしなくてもいいと思うぜ?」
聖輝「えっ?でも…せっかく教室まで来てくれたのに…」
「まぁ、そこはルーキーに任せるけど。」
聖輝「あっ…ありがとうございます…」
「……。」
聖輝「あの…僕に何か用事でも…ありますか?」
「ちょっと…こっち来て。」
聖輝「はっはい…」
僕は男の人の後について行った。