
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 桜蘭(さくら)
聖輝「……。」
どうしよう…
よりによって今日さが高の制服で来ちゃった…!!
お店には2つ裏口があって、店長専用とスタッフ専用がある。
僕は女と偽って働いている為、特別に店長専用のドアから出入りしている。
聖輝「てっ店長!!」
若井「あっ聖子ちゃんお疲れ!」
聖輝「あっあの…ちょっと相談が…!!」
若井「えっなに?」
僕は店長を店長室へ連れ込んだ。
若井「どうしたの?そんなに慌てて。」
聖輝「あの、僕…櫻井様と一緒に帰ることになったんですけど…」
若井「えっ?そうなの?よかったじゃん!」
聖輝「ちっともよくありませんよ!!僕今日制服でここに来たんですよ?!一発で男だってバレますよ…」
若井「えっ?!それはまずい!!どうしよう!!」
聖輝「どっどうしたらいいですか?!ドタキャンしたら恐ろしいことが起こりそうだし…」
若井「そうだね……あっ。」
聖輝「えっ?」
若井「女の子達の部屋に余った服があったはず、ちょっと待ってて!」
聖輝「はっはい!」
店長は服を取りに女の子の部屋に向かった。
