Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第2章 はじまり
中野「そうか!働くことになったか!」
聖輝「はい、お店の人達も優しそうで、早く働きたいです!」
中野「おぉ!そうかそうか、よかったな!」
聖輝「はい!」
中野「これからますます充実した高校生活が送れるな。」
聖輝「はい!明日が待ち遠しいです!」
〜♪♪♪
中野「ん?ちょっとごめんね。」
聖輝「はい。」
この町に来てから、僕は笑えるようになった。
地元にいた時は、両親の死を受け入れられず、誰ともろくに口を聞かなかった。
地元の友人でさえも…僕は避けた。
中野「…はい…はい、分かりました。」
聖輝「…中野さん?」
中野「榊ヶ丘の校長先生から連絡があって、17時頃学校に来てほしいって。」
聖輝「えっ?何でまた…?」
中野「顔合わせだと思うよ。聖輝くんも校長先生と会ったことなかっただろ?」
聖輝「あっなるほど。」
中野「一緒に高校に行こう。」
聖輝「はい。」
僕はこの後、中野さんと一緒に榊ヶ丘高等学校に行った。