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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第8章 小山さん



「お名前は?」


聖輝「えっ?あの…聖子です…」


「聖子ちゃん?へぇ〜可愛い名前だね。」


聖輝「あっありがとうございます。」


倉吉「俺はね、倉吉拓磨っていうんだ。」


聖輝「倉吉様…ですね、よろしくお願いします。」


倉吉「聖子ちゃんは新人ちゃんなの?」


聖輝「はっはい、そうです。」


倉吉「へぇ〜…」


聖輝「あっあの、彩芽さんって…どんな方ですか?」


倉吉「彩芽ちゃん?あの子はね〜元気で明るくて姉貴タイプだなぁ〜」


聖輝「姉貴タイプ…」


倉吉「まるで本当の姉貴のように俺のこと気にかけてくれるからね〜」


聖輝「おっおぉ…」


倉吉「それに比べ、聖子ちゃんは妹系だね。」


聖輝「妹系?」


倉吉「そう、一緒にいるとすごく構ってあげたくなるんだよね〜」


聖輝「そうなんですか…」


倉吉「妹系の女の子は男受けがいいからね、気をつけなよ。」


聖輝「はっはい。」

男受け…何か嫌だなぁ…

倉吉「聖子ちゃんって何歳?」


聖輝「えっ?えっと…15歳です…」


倉吉「15歳かぁ〜若いねぇ〜」


聖輝「そっそんなことないですよ、倉吉様だって若いんじゃ…」


倉吉「俺はもう30のおっさんだから。」


聖輝「えっ?!30歳?!」


倉吉「あっ、老けてるって思ったでしょ?」


聖輝「いっいやいや!すごく若く見えますよ!」


倉吉「本当に?」


聖輝「はい、本当です。」


倉吉「ふふ、ありがとう。」

若く見える…そう言ったけど…

実際年齢聞いて妥当だと思ったのは…

ここだけの秘密。

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