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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第8章 小山さん



倉吉「まぁね、櫻井財閥の御曹司で親父が経営している会社も奴の傘下だからね。」


聖輝「そっそうなんですか?!」


倉吉「うん。でも、あいつは他のボンボンとは違う。」


聖輝「えっ?」


倉吉「帝都大生でありながら、もう既に財閥系列の会社を任されてるほど超エリートなんだよ。」


聖輝「てっ帝都大生?!」

ということは……

若井「聖子ちゃん。」


聖輝「はっはい!」


若井「櫻井様が見えたから。」


聖輝「はっはい、あの…ちょっと失礼します…」


倉吉「あっうん、またね。」


聖輝「はい、あの…雑貨屋の件は…」


倉吉「あっちょっと待ってて。」


倉吉様はカバンからメモ用紙を取り出した。


倉吉「……よし、はいこれ。」


聖輝「これは…?」


倉吉「俺の連絡先、もしよかったら連絡してきて。」


聖輝「はっはい。」


若井「聖子ちゃん、早く。」


聖輝「はい!あの、失礼します。」


倉吉「はーい。」


僕は倉吉様の席を離れ、VIPルームへ向かった。

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