Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第10章 武田信玄
聖輝「あっあな…たは…?」
「名乗るほどの者ではない…」
聖輝「えっ…」
「最近次々と腕のある曲者達が立て続けにやられている…成敗したのは貴様か…?」
聖輝「いっいえ!あの…僕はケンカとか全然……」
「貴様が関与してるだけのことか…?」
聖輝「はっはい…」
「…魔物を手玉に取る悪名か……」
聖輝「えっ…?」
「今ここで成敗しても構わぬが…明日のおかずに取っておこう…」
聖輝「おっおかず…?」
「明日…貴様のクラスが滅ぶ…どうなるかは貴様次第……」
聖輝「えっ?!じゃっじゃあ…あなたが…?!」
「……失礼……」
聖輝「あっ…!!」
ガチャッ
一瞬で男が消えた。
それと同時に鍵があく音がきこえた。
聖輝「あの人が……武田信玄……」
僕はまた、とんでもないことに巻き込まれた。