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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第13章 亀裂



優誠「それにしてもこの写真…よく撮れてるな…」


二宮「俺もそれ気になってた、アングル的にも近くで撮られたものだと思う。」


聖輝「近くで?」


二宮「うん、近くで撮られたら気づくと思うんだけど…」


狛犬「ねぇねぇ!これさ〜あれなんじゃない?えっと…あれ…」


優誠「あれって?」


狛犬「あの…その…あっ!加工!」


二宮「それを言うなら合成だろ?」


狛犬「そう!合成!それっぽくない?」


聖輝「うーん…合成には見えませんね…」


二宮「俺も違うと思う。」


狛犬「そっかぁ…」


優誠「でもこの写メ…何かあると思うんだよな…」


聖輝「何かって?」


優誠「松潤を陥れる為の罠とか?」


二宮「どうだろう…まずは潤くんから話を聞かないと…」


〜♪♪♪


狛犬「あっ!松潤!」


ピッ


狛犬「もしもし?LINE見てくれた?」


聖輝「松本さん…今日はどうして学校休んでいるんでしょうか?」


優誠「風邪じゃねぇの?」


二宮「多分。」


狛犬「うん…うん…えっ?放課後?俺はいいけど…松潤は大丈夫なの?」


狛犬「うん…そっか、分かった!じゃあ放課後あの公園でね!うん、じゃあね。」


ピッ


二宮「潤くん何て?」


狛犬「何か話したいことあるらしいから放課後松潤ん家の近所の公園で会うことになった。」


聖輝「話したいことって…トランプ事件のことですかね…?」


狛犬「多分…」


優誠「一人で行くの?」


狛犬「うーん…特に一人で来てほしいって感じじゃなかったから…みんなも一緒に行こ!」


二宮「分かった。」


僕達は放課後、松本さんと会う約束をした。

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