Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第14章 クラウン
聖輝「うーん…いないなぁ…」
次の日。
僕は朝早くから駅前である人を探していた。
聖輝「どうしよう…もし会えなかったら……」
タイムリミットまで8時間…
聖輝「あぁ…何処に行けば会えるの…?」
横山「あれ、何しとん?」
聖輝「あっ、横山さん!」
横山「偶然やな。」
聖輝「そうですね。」
横山「何や?何か探してんの?」
聖輝「はい…ちょっと人を探していまして…」
横山「人探し?よかったら手伝おか?」
聖輝「ほっ本当ですか?!ありがとうございます!!」
横山「で?誰探してるん?」
聖輝「松本さんです。」
横山「松本って…トランプ事件の?」
聖輝「はい、どうしても納得できなくて…もう一度直接会ってお話したいんです!」
横山「へぇ…家には?」
聖輝「僕…松本さんの家知らなくて…連絡しても全然繋がらなくて…」
横山「そっか…ほな、探すしかないわな。」
聖輝「はい…」
僕は横山さんと一緒に松本さんを探した。