Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第14章 クラウン
狛犬「ねぇねぇ!どうやって時計いじったの?」
二宮「朝早く校長室と機械室に訪れていじった。」
優誠「よくバレなかったな。」
二宮「この人管理人だから。」
聖輝「あっそっか!管理人だから校長室にも機械室にも入ってもおかしいと思われないんですね!」
小山「まぁ…」
狛犬「でもさ、あの横山の自白は?どうやって撮ったの?」
二宮「倉庫の中。」
聖輝「えっ?どういうことですか?」
二宮「お前らが来る前に倉庫の中に侵入してた。」
狛犬「うそぉ?!いたの?!」
二宮「まぁね。」
聖輝「何で僕達が倉庫にクラウンをおびき出すって分かったんですか?!」
二宮「盗み聞き。」
優誠「盗み聞き?!」
二宮「うん。」
松本「…かず…俺のこと…嫌いになったんじゃ……」
二宮「金づるって言われた時はさすがにショックだったけど…でも…嫌いにはなれなかった。」
二宮「中学からの付き合いだけど…この町に来てからの初めての友達だったから……」
松本「かず……」
小山「…素晴らしい友情愛ですね…」
聖輝「松本さん…教えてください…どうして…自分がトランプ事件の犯人だって…言ったんですか?」