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優誠「ところでさ、何でお前豪鬼のこと知ってるの？」


「豪鬼は割と有名だぜ？2.3年の中にターゲットにされた奴もちらほらいるらしいし。」


聖輝「有名なんだ…知らなかった…」


優誠「じゃあ…狛犬達も知ってるのかな？」


「狛犬？」


優誠「2年の相葉雅紀、通称狛犬。まぁ周りからは狂犬って呼ばれてる。」


「あぁ…あいつか…」


聖輝「狛犬さんのこと知ってるの？」


「狂犬も有名だからな…実際ウチのクラス何人かケンカ仕掛けたらしいけど瞬殺だったって。」


優誠「あいつも大変だな。」


聖輝「でも狛犬さんはいい人だよ？僕のこと助けてくれるし…」


「惚れられてるんじゃねぇの？」


聖輝「えっ？」


優誠「あぁ〜あるかもなぁ…」


聖輝「それはないよ！だって狛犬さんには…彼女さんがいるから。」


「えっ？あの狂犬に？」


聖輝「うん、狛犬さんが入院してた時に…病室にいた女の子、確か名前は…かえでさんだったかな。」


優誠「へぇ〜知らなかった、あいつも隅に置けねぇな〜」


「狂犬に彼女か…これはいいこと聞いたかもな。」


聖輝「だっだから！その…狛犬さんが僕に気があるなんて…ありえないよ…」


優誠「そうだなぁ…彼女持ちだったらないか。」


キーンコーンカーンコーン


猪塚「よーし！お前ら席つけ！」


聖輝「あっ先生来た。」


優誠「情報サンキューな。」


「おう。」


聖輝「かえでさん…かぁ……」