
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第17章 死神2
父親「いっ1億??!」
母親「ちょっと待って!!何で1億になんの?!」
「返済できてへんお金の金額がデカかったんで、その分利子もデカなりましてな。」
父親「そんな無茶苦茶な…なっ永山おるなら本人に払わせたらええやろ!!俺らは関係ない!!」
「それがねぇ…あいつ病気らしくて生活保護貰って生活してんねん。だから返済できる見込みがあらへんねん…だから、錦戸さんに返済してもらお思ってわざわざ大阪から来たんです。」
母親「帰ってよ…いきなり1億用意しろなんてそんな無理よ!!」
「あっそう!ほな…お前らの娘…ウチの店で働いてもらおうか。」
父親「何やと…?!」
「偉い美人になってたなぁ…翠ちゃん。」
母親「やめて…翠に近づかんとって!!」
父親「頼む…子ども達にはこのことは知らせないでくれ!!」
「ほんなら1億用意せぇや!!こっちはわざわざ大阪来とんねん…手ぶらで帰る訳には行かへんのじゃ!!」
母親「そっそんな…無茶苦茶な…」
父親「…1億…用意したら…帰ってくれるんやな…?」
「あぁ。」
父親「…分かった…1日…待ってくれ…」
母親「あんた?!」
「ええやろ、1日で用意してくれるなんてありがたいわぁ〜ほな、また明日取りに来ますわ。」
父親「……。」
母親「あんた…お金の当てはあるん…?」
父親「今日は大安か……」
母親「あんた…?」
父親「……あいつらには…借金を背負わせる訳にはいかへん……」
父親「母さん……ごめん……」
母親「………。」
