Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第17章 死神2
亮「まだ売ってるかなぁ…ふわふわプリン…」
その日、俺は無性にプリンが食べたかった。
だから、姉貴が働いてるスーパーまで買いにきた。
亮「姉貴まだおるかな…」
「あれ?亮くんじゃない。」
亮「あっこんばんわ。」
顔なじみのパートのおばちゃんに話しかけられた。
「どうしたの?買い物?」
亮「まぁ…プリンを買いに…」
「あははっ!可愛いね〜」
亮「はっはぁ…あの、姉貴いますか?」
「翠ちゃん?もうとっくに上がってるよ?」
亮「えっ?」
「最近ずっと17時あがりだからね〜」
亮「17時?!」
いつも21時頃帰ってくんのに…
「亮くん?どうしたの?」
亮「あっあの、姉貴…何処か行くって言ってました?」
「うーん?さぁね…分からないわ…」
亮「そっそうですか…」
姉貴…俺に嘘ついて何してんねん…?!