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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第4章 家族



ガラガラ…


「ただいま。」


有紀「おかえり、春樹。」


「おぉ、春樹!」


「お邪魔してまーす。」


春樹「こんばんわ。」


一徹「汗だくだな…サッカー頑張りすぎたか?」


春樹「まぁね、それよりも腹減ったぁ…」


有紀「ハンバーグできてるから、食べちゃいなさい。」


春樹「やった!いただきー!」


一徹「そうだ、春樹!紹介しておく、今日から新しくバイトに来てくれた涼野聖輝くんだ。」


聖輝「はっ初めまして!涼野聖輝です、よろしくお願いします!」


春樹「へぇ〜可愛いじゃん。」


聖輝「えっ…?!」


春樹「あははっ!俺神崎春樹、よろしくな。」


聖輝「はっはい!」


一徹「涼野くんはお前の1つ年下の子だ、仲良くしてくれよ。」


春樹「そうなんだ、何処の高校?」


聖輝「えっ?!いやっ…あの…」


有紀「確か榊ヶ丘よね?」


「えっ?!兄ちゃん榊ヶ丘に通ってんの?!」


「おぉー!!超エリートだな!」


春樹「マジで?すげぇじゃん!」


聖輝「いやっ…えっと…」


一徹「あははっ!榊ヶ丘の子が働いてるだけでもウチの株は上がったりだな!」


春樹「だな!じゃあ飯食ったら手伝うわ。」


有紀「よろしくね。」


聖輝「……。」

どうしよう…本当はさが高なのに…

一徹「涼野くん?どうした?」


聖輝「あっいえ、何でもないです!」

忘れよう…今はバイトを楽しもう!

僕は再びバイトに熱中した。

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