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聖輝「あれ？小山さんだ！」


優誠「えっ？」


聖輝「小山さーん！！」


小山「えっ？あっあぁ…おはようございます。」


聖輝「おはようございます！」


優誠「相変わらず冴えねぇな…」


小山「すいません…」


聖輝「小山さん、ゴールデンウィークはどこか行きました？」


小山「僕ですか？ちょっと九州の方に…」


優誠「九州？」


小山「はい、親戚のおじさんのところに行ってました。」


聖輝「そうなんですね、あっこれ！」


小山「えっ？」


聖輝「僕達熱海に行ってたんです！そこで買ったお土産です！」


小山「あぁ、これはこれはすみません、ありがとうございます。」


優誠「こいつお土産屋に寄った時、『小山さんの分は絶対買わなきゃ！！』って言ってたんだよ。」


小山「えっ？」


聖輝「だって小山さんにはいろいろとお世話になってるから！」


小山「いやぁ…それほどでもないと思いますが…」


優誠「まぁまぁ、そこはありがたく受け取ってやってよ。」


小山「はっはい…じゃあ…」


聖輝「んふふ、クラスのみんなにもあげよーっと！」


優誠「おっおい！」


小山「クラスのみんな…」


優誠「クラス全員のお土産買ってるんだよ…ありえなくね？」


小山「さが高だったらなおさら…」


優誠「昨日旅行の疲れのせいでお土産持って来るの忘れてたから、今日はすげぇ張り切ってんだよ。」


小山「へぇ…可愛らしいですね。」


優誠「そうか？」


小山「さが高生徒ではありえないから余計に。」


優誠「あぁ、なるほど…」


聖輝「ねぇ優誠くん！！早く早く！！」


優誠「おっおう！」


小山「青春か……」