Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第21章 御曹司の秘密
聖輝「んんっ……」
春樹「おはよ、聖輝くん。」
聖輝「おはよ…ふわぁ〜…」
春樹「よく眠れた?」
聖輝「うん…」
春樹「俺、部活あるから先行くね?」
聖輝「いってらっしゃい…」
春樹くんは一足先に学校に行った。
聖輝「んん〜…僕も起きないと……」
僕は布団から出て、顔を洗った。
バシャバシャッ
聖輝「ふぅ……」
一徹「おはよう、聖輝。」
聖輝「あっ、おはようございます。」
一徹「朝ごはんできてるから用意できたら来いよ。」
聖輝「はぁい…」
今日は定休日。
だから大将さんも女将さんもゆっくり寝てると思ったんだけど…
有紀「おはよう、聖輝くん。」
聖輝「おはようございます。」
有紀「さぁさぁ、冷めないうちに食べて。」
テーブルにはお味噌汁や焼きしゃけ、お漬物などが並べられていた。
聖輝「美味しそう……」
一徹「さぁ、食べて食べて。」
聖輝「はい…いただきます!」
ズズ……
聖輝「ん〜美味しい〜!」
有紀「ふふっよかった。」
一徹「たくさん食べろよ?まだまだ成長期なんだから!」
聖輝「はい!ありがとうございます!」
ぱくっ
ぱくっ
聖輝「もぐもぐ…美味ひぃ〜!」
有紀「あらあら、うふふ。」
一徹「男ならもりもり食べろ!そしてたくましくなるんだ!」
聖輝「はぁーい!」
有紀「うふふ。」
僕は朝からたくさんご飯を食べた。
あまりにも美味しくてお箸が止まらなかった。