Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第5章 さが高
二宮「えっ?その人…カメレオンの時計してたの…?」
聖輝「はっはい!あの、こう表面の端っこにカメレオンの絵があって…」
狛犬「それってさ…えっと……こんな時計だった…?」
狛犬さんはスマホである画像を僕に見せてきた。
聖輝「…あっはい!これです!この時計をつけていました!」
トゥールビヨン・ベスティエール カメレオン…すごい名前だな…
狛犬「……。」
聖輝「…あの…どうしたんですか…?」
二宮「…分かったよ…お前が探してる人物…」
聖輝「えっ?!ほっ本当ですか?!」
二宮「信じられないけど…カメレオンの時計してるなら…間違いなくあの人だ…」
聖輝「おっ教えてください!!その人…誰なんですか?!」
二宮「………う…」
聖輝「えっ?」
二宮「……魔王……」