テキストサイズ

Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第6章 死神



優誠「スコーピオン?」


聖輝「うん、何かさっきそんな名前聞いて…」


優誠「スコーピオン……いやぁ…知らねぇなぁ…」


聖輝「何でも、弟さんが魔王にやっつけられちゃったんだって。」


優誠「マジで?じゃあスコーピオンって弟の復讐の為に魔王と?」


聖輝「多分…」


優誠「うわぁ…魔王悪人やな。」


聖輝「うん…酷いよね……」


優誠「スコーピオンか…ちょっと調べてみようかな…」


ガラガラッ!!


「たっ大変だ!!」


優誠「何だ?」


「1階で…何人も血まみれになって倒れてる…!!」


聖輝「えっ…?!」


「はぁ?!どういうことだよ?!」


「わっ分からない……なっ…?!」


優誠「ん?」


「たす……けて……」


ドサッ


「げっ…?!」


「おっおい!どうしたんだよ?!」


優誠「何だこれ…!!」


一人の生徒が血まみれになってドアの前で倒れた。


聖輝「ひぃっ…!!」


「おっおい…誰に殺られたんだよ?!」


「……しに…が…み…」


優誠「死神……?」


「おっおい!おい!!…やべぇ…」


一人の生徒によって教室はざわつき始めた。


「何だよこれ…」


「だっ誰だよ?!死神って…」


「分からない…でも…相当強いってことだけは分かる。」


聖輝「ねっねぇ…しっ死神って…?」


優誠「…危ない…」


聖輝「えっ?わぁっ?!」


僕は急に優誠くんに腕を引っ張られ、何処かに連れて行かれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ