Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第6章 死神
聖輝「ハァ…ハァ…どっどうしたの…?」
優誠「…死神が来る…」
聖輝「えっ…?」
優誠「…教室に死神の犠牲者が現れたら…その教室も犠牲になる…」
聖輝「えっ…?!」
優誠「あそこにおったら…俺もお前も…血まみれになる…」
聖輝「ちっ血まみれ…!!」
優誠「…今頃…あの教室内も……」
聖輝「そっそんな……」
優誠「…ルーキー…しばらくここにいよう…さすがにあいつにすぐケンカしかけるのは命を捨てるのと一緒だ…」
聖輝「あっ…あっ…!!」
優誠「大丈夫…ここならあいつも来ない…」
僕は震えが止まらなかった。
あの血まみれになった姿…
まるで事故にあった直後のお父さんとお母さんに見えた…