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トクベツ、な想い

第15章 15






すると途端に下半身への愛撫が消えた

なぜかと手を離して視線を下に送るとまた刺激がきて、隠せばやっぱり収まる


くそ…ドSめ…


そういうことかと少し考えて、迷った挙げ句
顔の横に両手をぱたりと置き潤を見つめた



「ふっ…んっ…んっ…」



盛大に水音を立てて上下に頭が動かされると耳の中も犯されているような快感がきて

気持ちよくて…

欲張りに腰がもっと、と揺れた



「…はぁ…そんな誘わないで」


「っん、あ!?」



突然、体をうつ伏せにされた

その勢いで口に入っていた服が出ていき…ベッドに体がぺたりとつく

なんだ?と思っていると
尻だけを高々上げられ、唾液で湿らせた潤の指が蕾に触れた



「っ…な…ホントに、すんの…?」


「止まんないって言ったでしょ」



入口を撫で、解きほぐしながら侵入してくる



「っは…ん…」


「やっぱ狭いね…」



初体験以降、ちょっと痛かったから潤が遠慮をして最後まではしてこなかった

だからだいぶと言っていい程、久しぶりで


あ、そういえば…



「じゅ、潤…待ってっ」


「ダメだって」


「違っ…ローションあるから」


「え…?」



サイドテーブルの引き出しにそれはある

指を差して示すと潤は取り出して、容器をまじまじと見ていた

死ぬ程恥ずかしくて枕にぽすっと顔を埋める



「翔くん…」



前に頼んでたやつが潤と繋がって数日後、届いて



「ねぇ…」


「…何だよ…」


「…嬉しい」


「…そう……」



いつかまた使う時がと…とりあえずそこにしまってた


潤も用意してるもんだと思ってたけど…


購入時はこんな結果になるなんて思ってなかったのに、まぁ痛くないならそれに超したことはない


…いや、ちょっと待てよ…こんなん見せちゃったら…


急いで枕から潤に顔を動かした



「これでえっちしやすくなるね」


「え!?待っ…」


「毎日できるね」


「ちがっ…そういう意味で買ったんじゃないんだって!」



俺の言葉を聞き流して、フィルムが剥がされていく


ほら…うきうき顔だよ…
これあるからヤってねって、そう言ってるわけじゃないのに…


フタを開けた容器が潤の片手に傾き、ドロッとした液体が出てきた


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