トクベツ、な想い
第19章 19
目を開けると俺の顔を見るドアップの潤の顔が
「っうお!?」
「あ、おはよ」
後ろに下がろうとしたけど回っている腕がそれをさせてくれなかった
「おは……俺の顔、変?」
「いや…今日も可愛い」
「……何言ってんだよ…」
「ふふ…夢じゃないよなーって…思って」
額に唇を軽く当ててからぎゅーっと抱き寄せられた
うん、夢じゃない…
この温もりも…聴こえる鼓動も…香りも
全部、潤がいる証拠
「…ん?」
なんか腰が動いてんだけど…
「んー…ムラムラするー」
笑いながら、お互いに朝勃ち状態のモノを布越しに擦り合わされる
「…っちょ…ダメだって、会社…」
「あーんー…そうだねー…」
残念そうに時計を見てるけど腰は止まってない
離れたと思ったら俺の下着とスウェットがずるっと膝まで降ろされた
「えぇ!?ちょっと…」
「うん、ちょっとだけ」
ちがーう!
仰向けの俺の上に跨がり、自分は下着からモノだけ出して俺のに擦りつけた
「ん…やめろって」
「気持ちい?」
頭を横に振ると"そう…"と呟いて2本とも片手で掴み上下に扱きだした
「ぁあっ…ちょ、ん」
「…翔くん…っ熱い…」
スピードが上がってくるとお互いの先走りが混じって
クチュクチュ音が聞こえだす
「…っも…は…朝から…」
ぬるぬるしてるのが気持ちよくて早くも限界が押し寄せる
「翔くんがっ…可愛い、から…いけない」
なんだそれ…理由になってない
伸ばした片手は止める為なのに潤の指が絡まって
波が迫る程に握る力が強くなる
「…はぁ…あっん"」
「っ…んんっ…」
背中を反らしてイってしまった
「あ…もう…」
寝起きなのにこんなことされて…朝からダルい…
出たものは俺が着てる服にたくさんかかった
ほぼ潤の
昨日3回出したはずなのに…若いってすごい…
俺なんかちょっとしか…
「時間!」
「あ、やべっ!」
時計の針を見て飛び上がった
急いで会社の準備をしだすも
自分の部屋に戻ってる暇はなく、潤のスーツを借りて部屋を出た
「だから言ったのにもお!」
「ごめんってー」
へらへら笑って軽く前を走っていく