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狐と私と先生

第7章 長い、夜

なんて、考えてると、


ガサッ


さっきより、大きい音。




確実に、近くにいる。


銀を後ろに隠すように座った私は、
入り口を ジッとにらみつけた。


ドクドク、 ドクドク、

大げさな音をたてて脈打つ心臓。

不安と、 恐怖と、
なんとも言えない緊張感で、
心臓が、壊れてしまいそうだよ。




ガサッ!


一段と大きな音がしたと思ったら、
入り口に、人影がさした。





ココの存在が、気づかれてる!!















「こん、ばんわ~」

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