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「井伏さんは、意外と冷たいよね」

「そうですか？」

ワザと冷たくしてたんだけど、知らんプリしてみる。

「僕が現れた時も、
もう少し驚くのを、期待してたんだよ」

「、、そういうは、
冷静って言うんじゃないですか」

「うん。そういうトコ
カッコいいね」

「ﾅｯ、、、」

ほ、誉めてくれてるんだろうか？

「、、、。
そりゃ、どうも」

小さく頭を下げると、
クスッと、笑われた。

「可愛いねぇ」

「ヘッ、、、
な、何、いきなり、、、！」

いきなりの言葉に、
私の、顔だけじゃなく、耳までもが真っ赤になるのを感じた。

きっと、真っ赤な私を見て、
先生はクスクス笑っている。




からかわれた。

先生めぇ～。
意外と、Ｓなのか！




私は、熱い頬を両手でおさえて、顔をそむける。