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狐と私と先生

第8章 やっと出番!

「からかわないで下さい」

私が、そっぽを向いたまま言うと、
ポンポン と頭を撫でられた。

「からかってないよ。
本当に、可愛いって
思ったんだ」

まだ言うか!


反論しようと、先生に向き直ったが、


ポン!


不思議な音がしたと思うと、
私は、いきなり引っ張られ、後ろから力強く抱きしめられた。

「てめぇ、、ナニしてんだよ」

「ぎ、銀!?」

人間姿の銀は、私を抱きしめたまま、
先生を睨んでいる。

「やっと起きたか、
狐君」

先生は、ニッコリ笑って
銀の睨みなど、気にしていない。

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