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狐と私と先生

第2章 狐くん

「静~」

「キャッ!」

私は、草陰に隠れていた人物に
いきなり抱きつかれて転びそうになる。

「遅いじゃんかよ」
彼は、ギュッと私を後ろから抱きしめている。


ここが山の中で良かった。
だって、こんなトコ誰かに見られたら
恥ずかしい、、。

そう思っていると、
彼は、パッと私を放してくれた。

思いが通じたのかと彼を見てみると、、
彼は何故か、
思いっきり顔を、しかめている。

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