籠の中の天使
第5章 地獄の1週間
放課後に烏丸さんに抱かれ、休む間もなく先生に犯される。
そんな日々が日常になりつつある私は今日も当たり前のように先生に抱かれて車で家まで送られていた。
お互い何も話さず、車の中は静かだ。けどその静寂を先生が破る。
「葵、来週生徒会がいないの知ってるか?」
「え?」
「知らないみたいだな。もうすぐ文化祭があるだろ?それに向けて姉妹校の学園と出し物をするらしくて、1週間あっちの学園に行くらしい」
…ってことは烏丸さんはいない。つまり抱かれなくて済む?
「…そう、つまり烏丸はいない。ってことは俺が何が言いたいか分かるか?」
先生が言いたいこと…?
わからない。けどきっとろくでもないことなのはわかる。