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4月は君のぬくもり

第4章 晶午の想い


もうすぐ職員会議が始まるので、殆どの先生方が戻って来ている。


「いいわね?今日から先生、津田君のアパートに行くから。どこへも行かないでね」


「ちょっ先生、もしかして俺の事あわれんでるの?だったらそんな必要ないから」

「違うわよ!あなたを…ほおっておけないだけなの」

津田君はすっかり機嫌を悪くし、私を睨んでいた。

「とにかく断る。絶対うちに来るなよ?もう俺に関わるんじゃない」


「あっ…」

彼はそう言い残し、職員室から出て行った。

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