『一通の手紙』第3章「少年を泣かせました」　13ページ

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一通の手紙

第3章少年を泣かせました

すると少年はトコトコと私に近づき

「できれば…見ないでほしい」
っと懇願するように言った

私はナヨナヨとした彼に苛立った

明らかに私の方が悪いのに…

『見ないでほしいならハッキリ「見るな！」ぐらい言えないの？男の子でしょ？』

「ごめんなさい…」

りんたろう君は目をウルウルとさせた

今にもこぼれてしまいそうな涙を必死に止めようとしている