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一通の手紙

第3章 少年を泣かせました

あぁやっちゃった…

こんなの単なる八つ当たりじゃん


失恋したてでムシャクシャしてた私はついキツイ物言いをしてしまった

見れば彼はまだ幼い、小学校に通っているかどうかも怪しいぐらいだ


だか…私の八つ当たりは止まらなかった

『男の子ならこんなことで泣くな!』

私は彼の腕を掴みきょうつけをさせた


『こんなことで泣いてたらりかちゃんに嫌われるぞ!』


すると、りんたろう君はまっすぐ私の目を見た

涙を出さないように我慢しているのが表情で読み取れる


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