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腹黒ドS王子の愛する人2

第1章 訪問者

黙ってしまった秋夜を見て、事実なんだと思い知らされる。





「二年間、信じて待ってた俺が馬鹿みたいじゃんか。」





ぼそっとそう呟くと傷ついた子供みたいな顔をする秋夜。





やめろ、そんな顔をするな。傷ついたのはこっちなんだよっ.....








遠距離中に恋人が浮気?



シャレになんねー。







「悪い......」



「何に謝ってんの?俺に黙ってたこと?だったら、別にいいよ。もうばれたんだし。」



「あおいっ......」







なんだよ、そういう相手がいたなら俺に一言言って帰って来なけりゃよかったじゃんかよ。





そしたら2年間も馬鹿正直にお前のことなんてまってねーっての......





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