おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第3章 戸惑い。
高槻さんが、アタシの右脚を持ち上げ、無防備となった──とは言え、ストッキングもパンツも身に付けてはいるのだが──アソコに楕円状の振動する物を押し当てる。
その刹那。
今まで感じた事のない「何か」が背中を駆け抜け、頭がショートした。
「ひゃあぁぁぁぁんっ!!!」
高槻さんの冷たい視線を浴びた時に感じたものとは違う。悪寒の様に嫌なものでもない。甘い、甘い、甘美な痺れ。それが、アソコから全身へと広がっていく。
何!? 何なの? これはっ!?
高槻さんが、「初めてでは強過ぎたか」と言って、楕円状の物を捻ると、振動が弱くなる。しかし、一度強い刺激を与えられたアソコは、ジンジンと疼き貪欲に刺激を求め、自然に腰がガクガクと震えてしまう。
「どうやら感度が良いらしいな。初めてのクセに自ら腰を振って……。いやらしい子だ」
高槻さんがニヤリと笑ってそう言うと、アタシの身体はカッと熱くなる。「いやらしい子」って「エッチな子」って事だよね?
他人に知られたくない事を初対面の男の人に暴かれて、恥ずかしくて泣きたくなる。
こんな事がアタシの仕事なの? アタシが他人とコミュニケーションを取れないから?