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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第18章 平川拓斗という男(その2)。


 その唾液のカクテルを分け合い飲み下す。爽やかな朝の公園には似つかわしくない口付け。彼女が身を捩り、逃げ出そうとするのを抑え付け、深く、深く、口付ける。口の中で弾ける水音は淫らで、僕の欲望に火が付いてしまった様だ。

 彼女の背中に回した手を下ろし、腰を撫でる。彼女が怖がらない様にゆっくりと。彼女の尻を撫で、柔らかい尻肉を両手で揉みしだく。その時だ。

「せんせぇー! あのお兄ちゃん達、チューしてるよー」

 そう言う無邪気な子供の声で我に返る。ハッとして彼女から身を離し声のする方を見ると、近所の保育園の園児達だろうか。二、三人の女性に引率され、十人程の子供達が僕等を見ながらキャーキャー騒いでいた。

(僕は朝から何をしているんだ。こんないたいけな子供達の前で……)

 居た堪れなくなった僕は、彼女の手を引くと、そそくさとその公園を後にしたのだった。











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