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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第20章 アタシのお仕事とパートナー。


「そう言う事なら、女性用器具のモニタリングは平川と森脇さんの二人に任せるか」

 坂内部長の鶴の一声で、そう決まってしまった。研修の担当は、変わらず山岡さんと川上さんだけれど、エッチなオモチャのテストは平川さんとだけ行う事になるらしい。それって、山岡さんとはエッチな事をしちゃいけないって事!?

 ……ってアタシってば、何を考えてるんだろう。山岡さんにエッチな事をされたいって思ってるのだろうか。あの時の平川さんの問い掛け。「ヤマにエッチな事をされるのは好き?」と言う言葉を思い出す。あの時のアタシは唯、首を傾げるだけだった。好きかどうかと聞かれれば、何とも言えないけれど、嫌ではなかった。でも、して貰えなくなると思うと寂しい。他の人からされなくて済むのは、有難いのだけれど。

「それじゃあ、早速、新しい企画の商品のサンプルが届いているから、二人でモニタリングしてくれるかな?」

 そう言って坂内部長が、平川さんに幾つかの箱を渡した。平川さんはそれを受け取ると、アタシを奥のベッドへと連れて行く。靴を脱いでベッドへ上がると、平川さんはカーテンを閉める。こちらが見えない様にだ。そして小声で、「僕とじゃ不満かもしれないけど」と断って、アタシの服を脱がせ始めた。

「じ……自分で出来ますっ!」

 アタシは身を捩って抵抗したけれど、平川さんは慣れた手付きであっと言う間にアタシの服を脱がせる。って言うか、AD部の皆さんって、服を脱がせるのが早くない!? いつも気付いたら、脱がされてるんだけど!?

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