おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第3章 戸惑い。
その度にアタシの意識は白濁していき、何も考えられなくなり、自分の声ではないような甘い声を上げるだけのオモチャとなる。
胸元に視線を落とせば、胸の尖りを舌で転がしている高槻さんの視線にぶち当たり、さらにその下を見ればアタシの反応を見逃さないと言わんばかりに真剣な目をした下出の視線とぶつかる。
見られている事が恥ずかしいと思いつつも、それがさらにアタシの身体に火を付け昂らせていく。
皮膚の下に蓄積された熱が、解放される時を求めて一カ所に集まり始め、快楽の波が大きなうねりとなってそれを砕こうと襲い掛かってくる。
(もう駄目……。何かが来るっ!!)
アタシがそう思った瞬間には、既に全身が快楽の波に飲まれ、熱を打ち砕いていた。
「やあぁぁぁんっ!!!」
アタシはその熱を口から吐き出すように声を上げると、身体を痙攣させて快楽の海の底へと意識を沈めていったのだった。