おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第30章 高槻雅史という男(その2)。
今まで、女性に対して「支配する」「育てる」事以外に興味のなかった私が、「成長を見守りたい」等と言う気持ちになるとは。私にそう思わせる森脇は本当に面白い子だ。
しかし、唯、見守るだけではつまらない。どうせなら、彼女の様々な「初めて」に関わりたい。彼女の身体に愛撫を与えながら、そんな事を目論む。森脇も、いつかは好きな男と結ばれ、この仕事を辞める時が来るだろう。それまで、沢山の「初めて」を彼女に与えたい。
私の舌で喘ぐ森脇の甘い吐息を耳に感じながら、そう思う私なのであった。